こんにちはフェアリーです。
元々は数学の先生になることを目指していたぼくですが、A&Gアカデミーに通ったことなどがきっかけで、今ではテレビの仕事をしています。
この疑問に答えます。
この記事を書いているぼくは、実際にA&Gアカデミーに通い、テレビの仕事をするようになりました。
アカデミーで学んだことを書いていきますので、参考になったらうれしいです。
A&Gアカデミーはどんなところ?実際に学んだこと教えます!
ぼくは大学4年生のときに、大学に通いながら、A&Gアカデミーにも通っていました。
A&Gアカデミーやぼくが受けていた放送作家コースについての詳細は別記事で書いていますので、まだの方はこちらから読んでみてください。
A&Gアカデミーでは何をするの?
ぼくが通っていたのが、放送作家コースなので、そこで学んだことについて書いていきます。
放送作家コースは週に2回の講義がありました。
隔週でテレビとラジオの講義があり、1回2時間の講義でした。
各講義には現役で作家をしている方が講師として、さまざまなノウハウを教えてくれました。
ラジオ
まずは、ぼくがこのアカデミーに通うことになったきっかけでもある、ラジオの放送作家を目指すための講義で学んだことを書きます。
テレビとラジオの違い
テレビとラジオの違いは、映像があるかどうかです。
そのため、ラジオではできることが絞られてきます。
例えば、何か料理を食べるとしてリスナーは食べているところや料理を見ることはできません。
こういった目で見ないとわからないものはラジオにはあまり向いていません。
しかし、例えば、料理の場合は「音で料理を当てる」という感じにして、正解したらその料理が食べられるというルールを作る。
そうすることで、リスナーも何を作っているんだろうと一緒に楽しむことができます。
思いついたネタがおもしろいけど、できそうにないなと諦めてしまうのはもったいないです。
まずは自分がやってみたい、おもしろいと思うものを考えるのが重要です。
現実的に無理そうなものでもネタにしてみる。
ネタは1人で考えるわけではありません。
どうしたら実現できるかをブラッシュアップしていけばいいんです。
既存のものをブラッシュアップさせる
既存のものをそのままやるだけではおもしろいものは作れません。
じゃんけん、これは誰でも知っていますよね?
自分がグーを出して、相手がパーを出したら負け。
通常はこういうものがじゃんけんですが、勝った人が奢ると言うルールを足した「男気じゃんけん」。
じゃんけんに勝者が奢るというルールを足すことで、じゃんけんという既存のものを新たなものに変えていきました。
他にも、AKB48のセンターや選抜メンバーを決める「AKB48グループじゃんけん大会」もじゃんけんをブラッシュアップしたものです。
こういった感じに既存のものに何かアイディアを足すことで、新たなコンテンツを作っていくことが作家の仕事の一つと教わりました。
もうあるものだからと諦めるのではなく、どうやったらさらにいいものができるのかを考えることが大切です。
ラジオの放送作家の仕事
上記の2つも含めてラジオの放送作家はどんな仕事をしていくのかを学びました。
アイディアの出し方や台本の書き方、構成の仕方などさまざまでした。
自分でやってみたいことを考えて、どんなふうにしたら企画になるかを構成立てて、台本に落とし込む作業です。
いまテレビのディレクターの仕事をしていますが、この作業の流れはテレビであろうがラジオであろうが、ディレクターだろうが作家だろうが変わりません。
放送作家を含めて、こういった業界ではいったい何をやっているのかを知りたい人は、アカデミーに通ってみることをおすすめします。
実際のラジオ収録の見学
A&Gでやっているラジオ番組何本かの中から、自分が見学したいラジオ番組を選んで見学することもできました。
(自分は第3希望のラジオ番組だったので、少し残念ではありましたが…笑)
実際に収録(番組によっては生放送)しているところを見学させていただけたのは、貴重な体験だったと思います。
今まで講義で教わったことは、ラジオ番組や企画を作るまでを学ぶ座学だったので、こうやって考えたものが収録されるんだと感動したことを覚えています。
実際にラジオを収録
放送作家コース以外にもいくつかコースがあるのですが、ディレクターコースの人と合同でパーソナリティーの方をお呼びしてラジオを1本収録しました。
まずどんな内容でやりたいかを全員で話し合って、SEは何をつけるか?タイトルコールはどうするか?など細かな部分を考えていきました。
ゼロから考えていくのは本当に難しく、チームで何度も集まって考えました。
そして実際に収録してみると、なかなかうまくいかないことやもっとこうすればよかったなど反省点は多かったですが、これも貴重な経験になりました。
テレビ
次にテレビの放送作家の講義で学んだことを書きます。
ネタ出しの考え方は基本的にはラジオと似ているので、違う部分だけ紹介します。
・企画書の書き方(ペライチ)
・企画書の書き方(分厚いもの)
企画書の書き方(ペライチ)
企画書と呼ばれるものの書き方を教わりました。
まずはペライチというもので、紙一枚に企画がわかるようにまとめるものです。
基本的には、企画名(仮)、企画意図、企画内容、キャスティング案などを記載していきます。
紙一枚なので、細かく書くというよりは、どんな企画なのかを要点をまとめて書いていきます。
文字だけではなく、適宜、イラストや画像を入れるなどして、見やすくしていくのも大切です。
企画書の書き方(分厚いもの)
ページ数に決まりはないですが、大体8〜10ページくらいにするといいです。
1ページ目にタイトル、2ページ目以降に企画意図、企画内容、最後のページにキャスティング案を記載していきます。
ペライチをもとに、紙一枚では書くことのできなかった詳細を載せていきます。
文字だらけの企画書は見てもらえないことが多いので、ここにもイラストや画像を入れたり、色をつけたりして見やすくしていきます。
ペライチも分厚い企画書も講師の方に見ていただいて、次の講義までにブラッシュアップしていくということをやっていきました。
最後に
A&Gアカデミーには色々なコースがあるので、自分が興味をもったことにあうコースを選んで通ってみてください。
安くはないお金がかかりますが、ぼくは色々なことを学ぶことができたので、通ってよかったと思っています。
講義内容を細かく書いていくことはできないため、ざっくりとした内容になってしましましたが、参考になればうれしいです。
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